STUDIO44の近況報告

福岡を中心に活動するバンド。愛称はスタヨン。

H君私信

みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。

梅雨明けも間近と思われる今日この頃、ここ福岡でも快晴が続いております。世間では今日から3連休ですが、僕ら44は今月末に迫った京都ライヴのリハーサルやその他諸々で割と忙しい日々です。

で、今日、福岡空港に行く機会があったのですが、まあその3連休の初日とあってか旅行客のみなさんで空港内は非常に賑わってました。よくよく考えると、ここ福岡という地はそういった旅行や帰省の中継地点になる事が多々あるので、僕の家も学生時代から、帰省する地元の友人の常宿にされてきました。特にこの夏休みシーズンと年末年始。ヒドい時にはあれですよ、1Kの狭い部屋に一度に13人宿泊したこともありますよ。ヨド物置状態ですよ。酒池肉林ですよ。退廃的な匂いがプンプンするでしょ?で、今は引っ越して、ま、年も取ったので、前みたいなことはさすがにもう無いですが、それでもこの時期になると、何人かからは電話がかかってきます。

で、そういう用事がある時しか連絡してこない地元の友人の中に、H君という子がいます。学生時代の彼は、マジメでどちらかと云うとあまり目立たず、互いの交友関係も全然違ったので、殆ど話さなかったのですが、ある時、校内スポーツ大会でバスケットボール競技に出る事になって、たまたまH君がバスケ部だったこともあり、彼がチームのキャプテンに任命されたのでした。それがお互い話をするようになったキッカケだったと記憶しています。それからは文化祭に一緒に飛び入りしたり、彼の好きな女の子を雪の舞う中、一緒に待ち伏せしてあげたりしました。だって1人じゃ心細いという「TOO SHY SHY BOY」な彼だったもので。

そんな彼もその持ち前のマジメさで、某有名国立大学に合格して、僕も「あ〜コレで彼の人生も安泰だな」などと思っていたら、何を血迷ったか、突然大学を休学して、「バックパッカー世界一周の旅」に出かけてしまいました。で、旅先の喜望峰やマチュピチュから絵葉書をくれたりしました。「あ〜オマエ、こっちの世界に来たらダメだよ」などと思いつつも、帰国後復学・卒業して、どこかの企業に就職が決まったと聞いて、これで一安心と思っていたら、次会った時には退職して、塾の講師として女子高生に教鞭を振るっていました。で、先日久しぶりに話したら、今は絵描きの彼女と付き合いつつ、看護師目指して勉強中だそうです。

まあいろいろありますが、僕は彼のことが好きです。共に過ごした学生時代からだいぶ月日が流れてしまいましたが、たまに話すだけでとても懐かしい気持ちになります。そして少し前向きな気持ちになれます。そして、そういう友人を何人か持ててる自分をとても幸せに思えます。懐かしいっていいことですよね。

H君、看護師試験頑張れ!!

というワケでまた次回。