STUDIO44の近況報告

福岡を中心に活動するバンド。愛称はスタヨン。

さだまさし的お盆の風景

みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。

先月30日の京都に引き続き、7日の日曜日は福岡のGAYAで再びライヴでした。来てくれたみなさん、どうもありがとう。

今回はアコースティックということで、いつもは演らない曲を演奏してみたり、またオルガンを入れてみたり、いろいろ初の試みがありましたが、どうでしたか?そういったチャレンジ精神が裏目に出て(笑)、お聴き苦しい点もあったかと思いますが、みなさん懲りずにまたライヴ遊びに来て下さいね。

さて、もうすぐお盆ということで、今回はそのお盆について少し書いてみようと思います。

お盆と言いましても、その土地土地でいろいろ風習があると思いますが、僕の実家があります長崎県の五島市では、お盆の3日間は、夕方からお墓に親戚、その中でも主に男衆が集まりまして、墓のまわりに木枠を組んで、そこに家紋の入った提灯を幾つもぶら下げて、皆で花火する慣わしがあります。花火といっても、かわいい線香花火をチマチマやるのではなく、爆竹やロケット花火等の大きな音の出る派手なものを主にやります。

で、何となくチラチラと隣やまわりの墓の様子を窺っては、何故かライバル意識が働いて、「こっちの方が凄いぞ!」的な雰囲気になり、その花火のやり方もどんどん過剰になっていく傾向にあります。

最初はその数というか、火薬の量で争うのですが、そのうちエスカレートして、デンジャラスな誤った使用方法で「こんなんもできるぞ!」的な競争をするようになります。爆竹を数箱同時に鳴らしてみたり、また手に持って鳴らしてみたり、ロケット花火を指に持って発射させたりと、最後にはうるさくて何が何かよく分かりません(良い子のみなさんはマネしないでね)。もちろんコレは子供時代の話です(大人は甚平みたいなのを着て、団扇で扇ぎながら世間話したり、訪ねて来たお客さんの相手したりしてます)。

女衆は本家でその間、ご飯の準備をしたりして、男衆が戻って来るのを待ってたり、支度が一通り済むと様子を覗きにきたりします。で、夜8時位になると片付けて、皆で帰って、ご飯食べたり、スイカ食べたり、お風呂に入ったりします。

今から思うと、典型的なザッツ田舎な夏休みの感じですが、当然実家を出るまではこれが日本の普通の夏のお盆の風景と思ってました。なので、福岡に出てきて、それが各土地によってだいぶ様相が異なると知った時は少なからず寂しい思いがしたものです。

僕にとっては、お盆=花火のイメージですので、何か普通に皆さんが粛々とお墓参りしてるのを見ると、「湿っぽいな〜、もっと楽しく先祖を迎えようぜ、よう!ヒュ〜ッ!」というバチ当たりな気分になってしまいます。

そんな僕も、お盆も夏休みも関係ないような生活を送るようになって久しく経ちますが、今でもたまに爆竹の音やロケット花火の音を聞くと、その子供時代にタイムスリップして、懐かしい気分になってしまうのです。

と、いろいろ書いてよく分かりませんが(笑)どうぞ、みなさんも楽しい夏休みを過ごされてくださいね。あくまでも夏休みのある方は、、、ですけれど(笑)

強引ですが(笑)、そんな感じでまた次回。