路傍の人
みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。西高東低が冬の気圧配置のはずですが、雨ばかりのここ福岡です。少しウンザリです。
さて、最近よく不思議な人物を見かけます。今日はその人物について書いてみようと思います。
それは、たまにしか通らない道での出来事なのですが、通る時は決まって、ほぼ100%の確率で遭遇します。彼は男性、おそらく20代、風貌はまあごく普通な感じなのですが、(少なくとも住民票の住所は公園ではないはず)ある一定の範囲内(半径300m程度)で活動していると思われます。見かける場所は日によって異なるのですが、ある時は自販機の前、ある時はコンビニの駐車場、またある時は(おそらく)民家の軒先、前述したようにある一定の範囲内を日々移動しているみたいです。その時間帯もまちまちです。
遭遇した時、彼はいつも座っています。目の前に缶コーヒーの(おそらく)空き缶をたくさん並べて、いつもタバコをおいしそうに吸っています。その空き缶の数から、相当な時間、そこに座り込んでいる事が容易に想像できます。これが繁華街での風景なら、特に気に留めないかも知れませんが、あたりは普通の閑静な住宅街ですから、とても目立っています。しかも日によって微妙に場所を変えている訳ですから、怪しさ倍増ですよね。
何故に長時間、この寒空の下座り込んでいるのかすごく不思議に思います。そこで、僕なりに幾つか仮説を立ててみました。
- その行為の生産性は別として、彼はそれを生業にしている。
- 実は「何でもお話伺います!相談無料」という手書き看板を僕が見逃している。
- 最近の煮詰まり故に、僕が自分自身を幻で見ている。
- いつ通るとも知れない好きな人を待ち伏せしている。そしてそれが僕である。
- 少し前にスーパー銭湯で、体の一部分を猛獣化させて、僕の移動する浴槽へとずっと無言で付いてきて、心底恐い思いをさせた人物が実は彼であった。
- こちらも裸で逃げ場がないので、マジで恐かった。
- 湯気の中でもはっきり確認できるほど、彼は男を主張していた。
- そのもの自体は言葉を発しないが、あたかも「おいどんは男でごわす!」と主張しているかのように見えた。
- スーパー銭湯ってたまに恐いなあ。
我ながらこの偏った想像力には閉口してしまいます。。結局、真偽の程は未だ分かりませんが、ただ一つ言える事は、、みなさんも公衆浴場ではくれぐれも気をつけられて下さい(笑)
ところで、最後になりましたが、今週末はいよいよ44の今年初のライヴがあります!福岡市の某住宅街の彼も、はたまたスーパー銭湯の彼も、これをご覧の皆さんも、お時間のある方はぜひビブレホールへ足をお運びください。お待ちしています!
それではまた次回。