ヨーロッパ旅行記 '09 -道中篇(3)-
みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。外ではすず虫が鳴いてますね。もう秋ですね。
数週間前からわりと細かく書いてきた旅行記ですが、徐々に飽きてきたし、何より全部書くのが大変だなと思ったので、一応連作は今回までとしまして
今後は不定期に(ネタ切れの時とか…笑)少しずつ書く事にします。どうもごめんなさい。
さてそれでは前回の続きから。
18時間の空の旅の後、慣れない異国の地を一日中運転したせいで、ヨーロッパ滞在一日目は20時に就寝してしまった僕ですが、あまりにも早く寝すぎたせいで、時差ボケまっしぐらの翌朝3時に目が覚めてしまいました。
朝食が7時からだったので、とりあえず何もすることがなく、散歩に行くにも外は真っ暗だし仕方がないので、夜明けまでケーブルTVでMTVを鑑賞することにしました。ドイツの隣国というのも影響しているのか、ジャーマンメタルっぽいのが延々流れてて、メンバーそんなに要らないでしょというような大所帯な
ラップグループというかミクスチャーバンドみたいなのもあったりで、それなりに興味深かったです。こんなのもイデオロギーの一種なんでしょうね。44は間違いなく売れないだろう土地柄でした。まあ日本でも全然ですが(笑)
そうこうするうちにと言うか、結構長かったですけど、何とか4時間MTV鑑賞で時間を潰し、ビュッフェ形式の朝食を食べ、荷物も早々にまとめて8時前には
ホテルをチェックアウト、昨日クルマを停めた駐車場に向かいました。
北半球の7月にも関わらず、海抜が1500メートルくらいの高さにあったせいで気温が3℃!まで下がってて、何とクルマには霜が降りていました。
とりあえずクルマのエンジンをかけ走り出したのですが、他にあまりクルマも走ってなかったせいで一瞬油断しまして、しばらくの間、といっても5秒くらいだと思うけど、いつものクセで左車線を走ってしまいました。逆走です。危ないですね。
15分くらい走った後、前日下見していたクルマ屋(兼レンタカー屋)にクルマを返却しに行ったのですが、ここの従業員の人にはほぼ英語が通じませんでした。
萩「おはようございます。レンタカーを返しに来たんですが」
男「オーケー。チェックチェック」と言いながら外に停めたクルマをチェック。
3分後。室内に戻って来る。
男「ウー、ウー、」何か言いたそうだが言葉が出てこない様子。
萩「…」
男「ガス。ガス。ノーガス」たぶん…何でガソリン入れていないのだという詰問。
萩「オプションで一回分先払いしたんで」
男「…」
ダメだ…通じてない。
萩「ここに記載があるでしょ?」おもむろに昨日貸出の際の契約書の英語版を見せる。
男「…(無反応)」
ダメだ…まだ通じていない。
ここで僕には全く読めないドイツ語版の契約書を提示。
男「(一読した後)オーケー!!フィニッシュ!」
その時点でまだ9時前だったので、昨日余分にチャージされた二日目料金をチャラにしてもらうよう交渉したかったのですが、電車の時間が迫っていたのと、前述の会話の様子からとてもじゃないけど交渉は無理と判断しまして、諦めて大人しく駅に向かいました。
ちなみに後日談ですが、あとで来た請求はきちんと一日分だけの請求になってました。このお店の人とは言葉は通じなかったけど、心は通じ合ったみたいです。よかったよかった。
と、ここ(チューリッヒ〜サメダン)まで日本人とは誰一人として遭遇しなかったのですが、このあと向かったサンモリッツ駅で50人くらいの日本人団体客と遭遇し辟易させられるのでした。
この後も謎のシリア人と出会ったり、スコットランド人の登山家と遭遇したりするのですがこの話はまた別の機会に改めて。
しかし、ここまで書いてまだ二日目の朝って…先が思いやられる。
そんな感じでまた次回。