plus one
みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。「plus one」いよいよ本日リリースとなりました。もうお聴きいただけましたでしょうか?
盤としては2005年以来となります。約4年半ぶりです。それだけ空いても、こうやってリリースに至る事ができましたのはひとえにみなさんの応援のおかげです。ありがとうございます。
今回はそのお礼といってはなんですが、「plus one」を2倍楽しめる44トリビアを幾つか。(興味が無かったらスミマセン)それでは以下どうぞ。
plus oneのベーシックトラック(基本となる演奏)は一発録り。
今回は基本、4人でせーので録音しました。
従来の44作品は、ドラムttがまず録音し、そのドラムを聴きながら松がベースを録音し、ドラム&ベースを聴きながら山と僕が別々にギターやキーボードやらを録音するというのが基本でした。いわゆる多重録音スタイルですね。これのメリットは録り直しが何度でもできる点、デメリットは4人の勢いみたいなものが出づらい、何回も自己満足の為に録り直すので、エンジニアA氏に嫌みを言われ続ける点です。
一発録りはそれと逆で、メリットはライヴを録音しているようなものなので、勢いや空気感みたいなのをパッケージできる。デメリットは誰かが間違えるとやり直し、結果メンバー間にいざこざが起こりやすく、現場の空気が悪くなる(笑)
そんな訳で、今回は一発録りでやりました(笑)前準備として昨年はたくさん(あくまで44基準ですが)ライヴをやりまして、ソフテロツアーにも同行させてもらいました。演奏の息もピッタリになったところで一気に録音しました。けどピッタリじゃないとこもあります…
どうですか?旧譜と比較して聴こえ方は変わりましたでしょうか?たぶん変わらない、というか違いが分からないと思います(笑)ま、音楽家のこだわりとはそんなもんです。けどそれでいいんですけどね。
Lギター=萩、Rギター=山
これは今回の作品に限らず自主制作盤の時からの暗黙のルールとなっています。左のスピーカから聴こえるギターは僕が弾いていて、右チャンネルのギターは山が弾いています。
当時僕が左ハンドルのGOLFに乗っていたせいで、スタジオの帰りとかに自分の演奏をチェックする為に、エンジニアA氏にお願いして左にPANしてもらいました。そうすることで、運転席に座った時に自分の演奏がよく聴こえるんですね。それがエンジニアA氏の脳によほど強くインプットされたみたいで、今では何も言わなくとも勝手に山は右、僕は左へ配置してもらえます。
けど僕は今は右ハンドルの車に乗っているので、車で44CDを聴くと山のギターが相当主張してきて、自分の弾いているギターは余り聴こえません(笑)
収録曲にとあるコンペの敗北曲が!?
実は「水平線のレター」という曲は、某アイドルグループのシングル曲用のコンペで玉砕した曲です。発注元からいろいろ細かい注文がありまして、僕はそれなりにご希望に添うよう作ったつもりなのですが、残念ながら不採用。
けど個人的によく出来たなと思ったので44作品へ流用しました。コンペ提出時から少しだけイジったけど。
とりあえず思い出すままつらつらと書きましたが、1枚の作品の中にもそれなりに歴史があるのですね。これを踏まえて聴くと、また一味違った趣を感じていただけるのではと思います。
「plus one」本日リリースです!何卒よろしくお願いします!!
そんな感じでまた次回。