STUDIO44の近況報告

福岡を中心に活動するバンド。愛称はスタヨン。

五里霧中

みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。珍しく間髪空けずの更新です(笑)

先日、正月早々修理に出していた僕の愛車が無事に戻って来ました。結局本当にドアを交換されて戻って来たんですが、特に他のボディの色と何ら変わるこなく(当たり前か…)修理に出す以前と同様に普通に乗り回しています。

で、最近福岡県のとある場所に、深夜に一人クルマを運転して行く用事がありまして、この修理が終わったばっかの愛車で向かいました。これはその時の話。

目的地は高速を利用しても2時間くらいかかる場所でして、もっと早く自宅を出発すれば良かったのですが、44リハが終わってから出発した関係で結構遅めの時間となってしまいました。

一般道を南下して高速に乗ったはいいものの、リハ上がりで眠くて、しかも平日ということと結構な大雨だったので、高速を走っているクルマも少なく、それがまた緊張感のない運転に拍車をかけ、正味1時間くらいの高速運転でしたがとてもしんどかったです。

で、高速を降りてさらにそこから1時間、一般道を走った訳ですが、これが高速と打って変わって、結果的にとても緊張感に満ちたドライヴとなりました。

まずその移動時間から容易に想像がつくとは思いますが、結構な山奥ですので、時間帯も相まって途中から対向車と一切すれ違わなくなりました。

それに加えて、道中はトンネルやダムや、それこそ俗に言う心霊スポットのオンパレードでして、さらにまさかの濃霧も発生していました。

想像してみていただきたいのですが、日付が変わる時間帯に濃霧に覆われた山間の曲がりくねった道を一人で走る訳ですよ。小雨が降る夜に。途中にトンネルやダムがある訳ですよ。運悪く、こんな時に限って道路工事してて、片側通行の無人の信号機が赤信号を点して、2分くらい停車させられる訳ですよ。濃霧の中に一人で。全然眠くなりません。

ヤバいですよね。

僕は普段車中は適度な音量で音楽を聴くのですが、この時ばかりは都会の深夜の信号待ちで見かけるヒップホップなトヨタクラウンやセルシオやステップワゴンや、それ系のクルマにならって、バカでかい音量で音楽を流してやりました。ヒップホップのCDを持っていなかったので、キリンジを大音量で再生してやりました。デカい音で聴いても、優しい感じがしました。

しかも散々リハで歌ったにも関わらず、車中でも全力で歌ってやりました。キリンジの主旋律に勝手にハモる企画を一人でずっとやってました。おかげで、キリンジのライヴにもし飛び入りさせられても、この時に聴いていたCDの曲であれば、リハなしでハモれます(笑)

もちろんルームミラーは見えないように、角度を変更済みです。

それから、この時の僕の峠の攻め具合は、快晴時の走り屋のそれを凌ぐものではなかったかと自負しています。

結局は無事に目的地に到着した訳なんだけど、この高速と一般道の緊張具合の緩急がとても印象的なドライヴとなったのでした。

ホント恐かった。

と、そんな感じでまた次回。