STUDIO44の近況報告

福岡を中心に活動するバンド。愛称はスタヨン。

安全についての考察

みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。窓を開けてのドライヴが気持ちいい季節ですね。

と言いつつ、実は僕の愛車は現在車検中です。今は国産の代車(コンパクトカー)に乗っています。

以前VWのGOLF2の90年式に乗っていた時は、車検通すのにものすごくお金がかかっていたんですが、今乗っているクルマは年式が比較的新しいこともあり、GOLFの半額くらいで済みます。

嬉しいのは嬉しいのですが、前述の通り、年式がわりに新しいのでエンジンルームを開けても、カバーがかかっており、尚且つコンピュータ制御されていることもあって、購入の際にディーラの人に「いろいろ勝手にイジるとロックがかかります」と脅されたこともあり、クーラントの残量や、その他オイル残量を確認する以外は素人に付け入る余地を与えてもらえません。

まるで料金は安いけど、カーテンの向こうのシルエットしか見えないいかがわしいお店みたいです。ノークレーム・ノーリターン。

その一方で、GOLFはボンネットを開けると全てが丸見えだったので、わりと何でもDIYの精神で乗り越えてこれることが多かった。

料金は高いけど、自由度が高く、それ故に愛着が沸き易いという側面が確かにあったと思います。その良し悪しは別として。

別に今のクルマに愛着がない訳ではないんだけど、オーダメイドとレディメイドに対する愛着の質が違うように、今のクルマとはお互い一定の距離感を保った上での関係みたいになっています。

それはそれで、互いに独立した関係なのでラクはラクなんですけどね…。

お互いに傷つけあい、それによって仲を深めていくような代償型のタイプは、関係維持にやっぱり大量のエネルギーを必要とする訳で、そういう事はそうそうできるものではないし、でも一方で積極的な相互のコミットメント感はあった訳です。

でも独立型は、なかなかそういう感覚が得にくい。コミットメントはないのかと言われれば、ちゃんと別の次元でのコミットメントは存在しているんだけど、それは成り立ちから何から全然違うものなので、同じ土俵や基準で論ずること自体に無理があります。

スガシカオさんの昔の曲の一節に「退屈と充実、安全と冒険のどっちを取る」といったような歌詞があったと記憶していますが、結局言えるのは「隣の芝生は青い」的な無いものねだりに終始するのではないかと。

いつの間にか恋愛の話みたいになってしまいましたが(笑)あくまでもクルマの話です。

つい先日、ギターの山下くんがとあるレコーディングでゲストでギターを弾くことになって、録音現場に遊びにいったのですが、44現場と変わらず、一寸先は闇的な、迷子レコーディングの様相を呈していました。ちなみに44は迷子になったら、迷わず「安全」方面に舵を切ります(笑)この日の山下くんもしっかり「安全」方面に曲がりました(笑)

と、そんな感じでまた次回。