STUDIO44の近況報告

福岡を中心に活動するバンド。愛称はスタヨン。

PTA&JB

みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。ご無沙汰している間にすっかり春ですね。ここ福岡の桜は満開を通り越してしまいましたが、みなさんはいかがお過ごしですか?

さて、先日無事に「Fine(下)」の2回目のTDとマスタリングが終了し、今は我々の手を離れてしまいましたので、最近はわりとゆっくりしています。

で、ヒマに任せて、先日CDをまとめて5枚ほど購入してしまいました。今般、定額制のストリーミング再生とかが新しい音楽の聴き方?としてよく報道されているので、そこからするとこういうパッケージ購入は時代に逆行している行為なのかも知れませんが、でもまあ僕はCDがいいです。

で、この5枚のうち実際に今手元に届いているのは3枚だけで、残り2枚については1枚は入荷時期未定の待ち状態、もう1枚はドイツから輸送中です。

この未着の2枚というのは、両方ともジョン・ブライオンという人の手がけたサントラです。ジョン・ブライオンについては以前少し書いたことがあると記憶していますが、僕が彼の存在を知ったのは、たぶん「マグノリア」という映画のサントラか、フィオナ・アップルの2枚目のプロデューサーとしてか、のいずれかだったと思いますが、ジェリーフィッシュにギタリストとして参加していたことを後々知ってビックリしました。

それで、このジョン・ブライオンが音楽を手がけた映画「マグノリア」の監督がポール・トーマス・アンダーソンです。その彼の最新作が最近日本公開されました。

タイトルは「The Master」

ヒマに任せて、こないだ平日の朝イチの回を一人で観に行きました。

この人の映画って、いろいろと切り口は違えど、根底に流れているテーマはずっと一緒のような気がして、その同じテーマを映画ごとに視点を変えて立体的に表現しているんじゃないかなと個人的には感じます。何より彼はすごく音楽的というか、彼の映画に占める音楽の役割が高いこともあり、そんなこんなをいろいろひっくるめて、僕は映画監督の中で一番好きです。

ただ前作/今作とレディオヘッドのギターの人がスコアを手がけるようになって映画に対する音楽の比重が少し低くなってきたような気がしています。映画の時代設定もあるのでしょうが、何となく荘厳な感じがするので、正直ジョン・ブライオンのやってた時の方が、音楽面だけで言えば好きです。

と言っても、20世紀初頭や戦後間もない時代背景で、「God only knows」が流れてきても逆に説得力がなくなっちゃうと思いますが。

いずれにしても、現代がテーマの作品を撮るときは、再びジョン・ブライオンと組んで欲しいものです。

ということで、CDをこんなにまとめ買いしたのは、たぶん学生の時以来なので、気を抜くと1回2回聴いてそのままラック行きということになりそうなんで、頑張って全部聴こうと思います。

Fine(上)の時は、完成直後にジョン・メイヤーの新作の音質と比較してしまい、少しガックリ来たのですが、今回のは全部あんまり音は良くないので(笑)音質面では落ち込まなくて済みそうです。

Fine(下)、どうぞお楽しみに。

そんな感じでまた次回。