STUDIO44の近況報告

福岡を中心に活動するバンド。愛称はスタヨン。

文壇デビュー

みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。
朝夕は随分と涼しくなりましたね。お元気ですか?

数日前、仲の良い高校の同級生が結婚しまして、ワタクシ、披露宴にて友人代表スピーチという大役を仰せつかりました。

いや〜もの凄く緊張しまして、手がブルッてしまい、なかなかカッコ悪かったです。ライヴとかとは全く違う緊張感で、あれは本当に大変な役回りですね。

披露宴自体は滞り無く終わりまして、久しぶりに集った高校の同級生と、三次会まで盛り上がりました。楽しかったです。

で、三次会というのは友人宅での飲みであったワケですが、僕らは高校時代よりヒマがあれば(というか、常にヒマだった訳だけれど)8ミリで日常の何でも無い一コマを撮影していた過去がありまして、久々にその時の撮影日記の鑑賞会も兼ねて、長時間、酒を酌み交わしました。

しかし、本当に何でもない、友達の家での会話とかを固定カメラで撮影しているビデオなんですが、特に誰か何かする訳でもなく、延々と話しているだけなのです。しかも真夜中。

が、しかし、その当時の僕らが考えている事(といえば大げさかも知れませんが)感じたりしている事が垣間見えたりして、当時の記憶が甦ってくるので、懐かしさ半分、オレッて随分汚れたなといった自戒の念まで湧いて来る始末で、非常に興味深い一時を過ごせました。

そのビデオの中で、マジメな顔をして「オレ、◯◯ちゃんの事、もう諦めるよ…」から始まり、話が二転三転した挙げ句、何故かその目当ての女の子に電話をかける予行練習が始まり、

「もしもし△△ですけれど」「あ、△△さんのお宅ですか?◯◯ちゃんいますか?」

〜中略〜

「今日突然電話してごめんね。明日もしよければ、7組まで行くので下ネタ話しませんか?」「ウン、いいよ」「ヨシッ!やったー!!」

と いったあり得ない会話のシュミレーションを(そもそもシュミレーションとして成り立っていない)しかもお互い耳に受話器を当てるフリをしながら、毛深いT 丸くんと太ったA木くんが真面目に繰り広げていて、その様子が頭ワル過ぎて、気持ち悪くて(笑)、絶句してしまいました(笑)

かと思えば、村上春樹の「ノルウェイの森」に甚く感動し、オレも小説を書いたと前出のT丸くんが言い出し、皆に原稿(と言っても大学ノート)を見せているのですが、その内容が、


オレは暗闇の中で目を覚ました。

朦朧とした意識の中でまわりを見渡すと、少しずつその風景も色を帯び始め、やがて一枚の続き絵として目に飛び込んできた。まるで「アラビアのロレンス」に登場する砂漠のような広大な大地に、自分が横たわっているという事実に気付くまで、15分程はかかったであろうか。

もはや時間の感覚さえ、とうに消え失せ、自分と現世とを繋ぎ止める手だては、この大地に接する事で保てる自分の触感のみであった。

やっとの事で立ち上がり、右手を眺めると、そこには大きな二つの山が、左側を眺めると、黒々と生い茂ったジャングルが広がっていた。
オレは一先ずジャングルの方へ歩き始めた。

〜中略〜

オレは小人となり女性の体を彷徨っていたのだ!!

という手の施しようの無い小説でして(笑)、結局は全て下ネタに繋がっていくのです。そう考えると今とさほど変わっていないですね。

他にもいろいろと、とてもココには書けない情景が広がっておりましたが、なかなか楽しい日々であったなと改めて思いに耽ったりする日々であります。

記憶と記録。記憶だけでお腹いっぱいと思ってましたが、記録は記憶を助けてくれますね。芋づる式に沢山思い出せました。よかった。

という事で、我々の音楽が、みなさんの記憶を少しでも彩る事が出来ればステキだなと思っております。そんな僕らが9月29日のビブレホールのステージに登場予定です。お時間ある方、是非お誘い合わせの上、会場に遊びに来て下さい!!

お待ちしております。ということで、また次回。