STUDIO44の近況報告

福岡を中心に活動するバンド。愛称はスタヨン。

ワーキング・ホリデー

みなさん、こんにちは。STUDIO44の萩原です。皐月の終わり、いかがお過ごしですか?44の面々は実にその半数が体調不良を訴えております…が、今週末のキャナルシティライヴは元気に演奏しますのでお時間ある方は是非覗いてみて下さい!わりと曲数演奏すると思います。

さて、知り合いに間もなくオーストラリアにワーホリで渡航される方がいまして最近いろいろとその話を聞いています。何とも羨ましい限りなんですが(僕は年齢的にもうNG…笑)よくよく考えると僕は昔からワーホリには縁があって、友人も何人か渡航しましたし、かく言う僕も大学出たらカナダにワーホリで行こうと思っていました。

たぶん(気分を害する方がいらっしゃったら申し訳ないのですが)ワーホリに行かれる方ってその殆どがモラトリアムからの発想じゃないのかなと個人的には思います。

実際僕も大学3年生の時に、リクルートスーツを着て就職活動している周囲を横目に「就職なんかできるか!22歳の知っている世界だけを、自分の人生の選択肢にしたくない!」と尖ってしまいまして、家族にもワーホリの意思を伝え、ゼミの教授にも就職の意思がないことを伝え、そして蔑んだ目で見られ(笑)それでも特に気にせず意気揚々とプランを練っていました。当時も今と同じような買い手市場だったので、みんな苦戦していたし、僕自身別にそんな焦りもなかったと記憶しています。

その後、大学3年の冬にとある音楽オーディションを受けたことで、いろいろと計画の変更を余儀なくされ、結局はワーホリには行けずじまいでした。

その分、他人の計画を聞くと人一倍羨ましく思ってしまいます。確かに、海外在住というだけで劇的に何かが変わるのではないかという大きな期待がそこにはあると思うし、実際今から行く人からはそういった興奮による微熱みたいなものを感じ取ることができます。そういうのって傍から見ていても、清々しくて気持ちのいいものです。

けど、かの村上春樹氏だったかと思いますが「日本で寡黙な人が、英語では饒舌に話せるか?答えはノオ」というニュアンスのことを仰っていたと記憶していて、これを読んだ時「なるほど」と思ってしまいました。

外的要因が内的傾向に劇的変化を及ぼすか?なかなか難しいところではありますが、環境の変化を本人の成長の契機にできるかはやはり本人次第だと思うので、Kさんにはぜひいい経験にしてもらいたいです。

しかしロッキー山脈の麓で一度は暮らしてみたかったな(笑)

てな感じでまた次回。